日本人男性というとどのようなイメージを持っていますか?
以下のような悪いイメージが一般的なのではないでしょうか。
- 亭主関白
- 男尊女卑
- 結婚相手に専業主婦を求める
- 家事をやらない
これらは全て何十年も前の日本人男性の特徴です!
特に都市部だと、このような男性像は完全に過去のものとなっています。
(4の「家事をやらない」は若干当てはまっているかもしれませんが、ちゃんとその理由もあるんです。詳しくは後ほど)
それでは詳しく説明致します。
亭主関白
多分旦那さんが亭主関白だった世代は、今80歳とか90歳です。
60歳位の夫婦では、亭主関白の男性というのはほとんどいないと思います。
もちろんそれより若い世代でも、亭主関白はほとんどいません。
日本というのは、実は元来女性が強い文化です。
社会的地位はたしかに男性の方が高いですが、家庭内地位は女性の方が強いケースは多々あります。
「亭主関白」の反対語は「かかあ天下」といいます。
私の親の世代(60歳代)は、どちらかというと「かかあ天下」の家庭の方が多かったです。
日本における権力者のほとんどは男性なので、意外に思われたのではないでしょうか?
(実際、偉い人も家では奥さんに頭が上がらない、といった話は良く聞きます)
若い世代(20代、30代)の夫婦は、ほとんど女性優先です!
私の周りでは、「結婚式場」、「住む家」、「家具」といった生活に関わることは、ほぼ全て女性側の意見が通っています。
男尊女卑
以前は「男性が家督を継ぐ」という考え方がありました。
男尊女卑はこの考え方に基づいたものです。
しかし、現在このような考え方はもうほとんど残っていません。
特に都市部では「核家族化」が進み、生まれた子供が男の子でも女の子でも同じように喜ばれます。
ただ、田舎の一部ではまだ男尊女卑の考え方が生きているようです。
私は首都:東京出身のため、今でもこのような考え方が生きている地域があると聞いて、本当にビックリしました。
それだけ男尊女卑というのは古い文化なのです。
結婚相手に専業主婦になるよう求める
たまに外国人の方から、「日本人男性は結婚相手に専業主婦になるように求めるのでしょう?そんなのは嫌だな・・・」と言われます。
これは全く逆です!
たしかに何十年か前はそのような風潮があったようです。
私達の母親の多くは専業主婦で、父親の多くは働き詰めでした。
そのような父親がどのようになったかというと。。。
- 家族とコミュニケーションを取ってこなかったので、定年後は孤独
- 働きすぎで早死にする
- 仕事しかしてこなかったので、定年後にやることがなく廃人になってしまう
そのような父親達を見てきた男性は、
- 父親みたいな人生を送りたくない!
- 家族と一緒にいる時間、趣味の時間をしっかり確保したい
- 一人で家族全員を養うのは大変すぎる。
- 経済的な負担は妻にも担ってほしい (その代わり育児も家事もやる)
という風に考えているんです。
(少なくとも私も私の友人も同じ考え方です)
逆に専業主婦になりたい女性は増えています。
でも専業主婦になれる女性は「高収入かつ専業主婦になることを認めてくれる男性と結婚できた人」に限られるため、専業主婦は勝ち組とみなされるのです。
もし結婚後も働きたいというのであれば、ほぼ間違いなく男性から歓迎されます!
というより、専業主婦志向の女性にうんざりしている男性も多いため、結婚後も働きたいという意思を示すことは、パートナーを探すときに有利になります!
家事をやらない理由
最近の男性は家事をやる気はあるのです。
それでも、女性が家事に費やす時間が男性よりはるかに多いのは以下のような理由があります。
帰宅が遅い(勤務時間が長い)
これまでの名残で、一般的には男性の勤務時間は女性の勤務時間より長いです。
残業が発生する場合も、優先的に男性にやらせる職場も数多くあります。
また、今日本の管理職の大半は男性です。
男性上司は男性部下の方が仕事を頼みやすい(押し付けやすい)ので、必然的に男性の業務量が多くなるのです。
これは不可抗力なので、理解してもらいたいところです。
まだ専業主婦の家庭が多くある
これは説明不要ですね。
女性の方が細部にこだわる
日本の女性、ほんとうに細かい人が多いです。
男性からすると問題ないレベルなのに、それには満足できずに家事に手を出してしまうケースは多々あります。
例えば、「洗濯物の干し方」、「食器の洗い方」など、旦那の家事には満足できず自分でやり直してしまうケースです。
細かいことを気にせず、男性をおだてて家事をやらせれば、家事に追われるということはないのではないでしょうか?
(私も妻におだてられて気分が良くなって、勝手に家事をやっています:D)
日本人男性に対する誤解が少しでもなくなると嬉しいです^^
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